職場の後輩に「ガラスのハート」の持ち主がいます
ちょっとした注意でも、ネガティブにとらえて落ち込んでいます
普段を見ていると結構プライドが高くて、でも注意すると傷つくし
もう・・・どう接したらいいのやら
周囲に1人はいる「ガラスのハート」を持っている人。
ちょっと注意をすると被害者のように傷ついて落ち込みます。しかもプライドが高いから傷つきやすいというか、とにかくめんどうです。
職場で一緒に仕事をしていると、修正や変更なども多々あり、注意することも出てきます。
注意するたびに落ち込まれると仕事を進めにくく、こちらも気を遣い、とにかく場を平静に保つのが大変です。
この記事では
ガラスのハートを持っている人へやってはいけないことや対処法などをまとめていますので、参考にしてください。
あなたがガラスのハートをめんどくさいと思う理由
この記事を読んでいるということは、あなたは「ガラスのハートを持っている人の扱いがめんどう!」と思っているからですよね。
ガラスのハートを持っているのは
- 新しく入ってきた新人
- 部下
- 同僚
のどれかに当てはまるはず。もし上司がガラスのハートを持っているとしたら、それはそれでおもしろい。
今回は新人や部下同僚を仮定して話を進めていきます。
新人や部下がガラスのハートを持っている人なら、あなたは上の立場になります。
仕事を指示したり、間違いがあれば修正したり、色々と注意をする場面が多いです。しかし軽い注意すら、必要以上に落ち込んでしまう新人や部下に苦労しています。
少々のミスで落ち込み引きずると、周囲も気を遣い、仕事の効率が落ちたり、職場の雰囲気が悪くなります。
上司として困りますよね。
これが同僚の場合も同じです。自分が上の立場で同僚に注意をすると、同僚は落ち込み傷つき、対応に困ります。
新人、部下、同僚で共通するのは、彼らはプライドが高いのにミスが多いことです。
そしてミスをして注意すると傷つく。
これでは、どう対応したらわかりません。
どのように注意したらいいのかわからず、「ガラスのハートを持っている人はめんどくさい!」となります。
このような状況になってしまうことは、誰でも避けたいです。
ガラスのハートにやってはいけないこと
ガラスのハートを持っている人にやってはいけない行動をまとめました。
普段からこのような態度を取っていませんか?
相手が変わることはないので、自分の態度を変えるしかありません。
どのような態度を取っているのか、チェックしてみてください。
怒鳴って怒る
ガラスのハートを持っている人に一番してはいけないのが、「怒鳴って怒る」ことです。
大きな声で相手を罵倒し、責める態度は、誰でも委縮してしまいます。通常メンタルの人でも怒鳴られたら、まずは落ち込んでしまいます。
どんな時でも怒鳴って怒ることはダメです。
これは大人の対応としてしてはいけないことです。
「なぜできないんだ!」と問い詰める
何度もミスや失敗を繰り返すと、「なんでできないの?」とつい口走ってしまいます。
無意識に出る自然な言葉ですが、相手には深く傷つく言葉です。
「なんでできないの?」の他に
- 「他の人はできるのに」
- 「こんなカンタンなことなのに」
- 「できないなら、どうしようか・・・」
なども禁句です。これらの言葉は、相手がガラスのハートでなくても傷つきます。
そして、誰もが仕事をする意欲を失ってしまいます。
正論で責める
ミスや失敗を正論で責めることもしてはいけません。
人は正論で責められると、反発したくなります。誰でも正しいことはわかっていますが、その場でやってしまったことを後で責めることは無駄なこと。
ついやってしまった、あの場ではそうしたかった、あの場ではそうしなければいけなかった、など理由は色々あります。
人の意見やその場の状況での判断を正論で責めることは一息ついて止めていきましょう。
イライラを態度や表情に出す
言いたいことをグッと我慢して相手をなだめつつ、仕事を進めるのは大事ですよね。
しかし、その後あなたがイライラを態度や行動、表情に出してしまうと台無しになります。
上司のあなたの態度や表情が悪いと、周囲に伝わり雰囲気が悪くなります。
ミスや失敗をしても、それをフォローして、笑顔でやり過ごすのが上司としての腕の見せ所です。
ガラスのハートの人と仕事をうまく進める対処法
ガラスのハートを持つ人と一緒に仕事をするには、色々を気を遣う場面が多いです。
今の時代は「仕事は見て覚えろ」ではなく、「効率よく情報を共有して進める」ことです。
仕事の仕方を見直すと、ガラスのハートを持つ人ともうまくいきます。
仕事ができない:やり方やコツを詳細に教える
仕事ができないガラスのハートを持つ人に限らず、仕事はやり方やコツを詳細に教えて進めていくと案外うまくいきます。
年齢が上に行くほど「仕事は見て覚えろ」の考え方が浸透しているので、教えることをつい忘れてしまいがち。
見て覚える部分も言葉を添えると、すごくわかりやすくなります。
自分のすべての情報を相手に伝えるくらいの気持ちで、詳細に仕事のやり方やコツを教えてあげてください。
仕事ができない:相手(ガラスさん)に同調しながら話す
仕事を教える時には、わからないことや難しいことを同調しながら教えてください。
- 「私も新人の時はわからなかった」
- 「この部分は難しいから何度も失敗したよ」
などど新人の時に感じた気持ちを話ながら同調すると、ガラスさんも気持ちがほぐれてきます。
上司は自分のことをわかってくれていると感じると、心強くなるものです。
仕事ができない:何度も根気強く教える
ミスや失敗が多い時でも、怒らずグチをこぼさずに、何度も根気よく教えてあげてください。
新人の時はどうしてもミスや失敗は繰り返すものです。
「次も失敗したらどうしよう・・・」と不安の中で仕事をすると、失敗してしまいますよね。
失敗したら怒られると感じているから、失敗を繰り返します。
『いつか必ずできるようになる』と言葉をかけつつ、根気よく仕事ができるまで教えてあげるのが大事です。
プライドが高い:自分も失敗したことを話す
ガラスのハートを持っている人の中にはプライドが高い人もいます。
そんな人には、ミスや失敗した時に自分も同じポイントで失敗したことを話してあげると、ガラスさんの心も軽くなります。
今できる人も、過去の新人の時には失敗していたことが分かると安心します。
自分もできるようになると自信を持って仕事をするようになります。
プライドが高い:実際失敗してみせる
新人の時に失敗したことがあると話しても、信じられないと思うガラスのハートの人もいます。
そんな雰囲気を感じとれたなら、失敗した時にあえて周囲に話すことで、上司でも失敗することがあると親近感が湧いてきます。
「誰でも失敗はする」というメッセージを伝えることができます。
まとめ
ガラスのハートを持つ人は少し心が弱いだけで、悪い人ではありません。
自分の中の常識にとらわれずに、相手の心に寄り添うことで問題を解決できます。
まずは自分から心を開くことで、相手に安心感や親近感を持ってもらい、ゆっくりと仕事を覚えていってもらうと、お互いに仕事を進めやすくなります。
怒鳴ったり責めたりと攻撃的な行動は絶対に避けること。
そして、「仕事は見て覚えろ」ではなく、「詳しく情報共有してコツを教えてあげる」こと。
ポイントはシンプルです。ぜひ試してみてください。